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連絡先

特定非営利活動法人
語りつぐ青函連絡船の会

〒040-0063
北海道函館市若松町34-8-1002
TEL:0138-27-0227
watch@renrakusen.com
www.renrakusen.com

お知らせ

シンポジウム
〜摩周丸の明日を考える〜
メディアとしての青函連絡船・産業遺産

青函連絡船は1908年から1988年までの80年間にわたり、本州と北海道を結ぶ大動脈として活躍しました。そして、最後の日まで運航していた青函連絡船のうちの1隻、「摩周丸」が、現在、函館港で保存・公開されています。

私ども「語りつぐ青函連絡船の会」が函館市の指定管理者として、その「摩周丸」の運営を開始してから、今年で3年目となります。運営を開始した年(2008年)の6月に「青函連絡船と北海道の産業観光」をテーマにシンポジウムを開催いたしましたが、今回は「メディアとしての青函連絡船・産業遺産」をテーマに開催します。

青函連絡船や産業遺産が「メディア」とは、いささか奇異に感じられる方も、おられるかもしれません。しかし、遺跡にしろ文化財にしろ、それらは過去から現在、未来へ向けて、なんらかの「メッセージ」を発信しているわけで、その意味で、産業遺産はメディアそのものです。

摩周丸も青函連絡船の歴史・文化・技術を今に伝えるメディアであり、人や貨物とともに情報や文化、心(こころ)も運んだ青函連絡船も、本州と北海道を結ぶメディアだったといっていいでしょう。

また、産業遺産は、過去からだけメッセージを発信しているわけではありません。再構成された資料・展示物とその解説、企画展やイベント、説明員等から、現在も新しいメッセージが発信され続け、見学者はそれらを受け取るとともに、感想・思い出・感情・見識を語り、自らもまた新しいメッセージを発信していきます。

「メディアとしての産業遺産」、この視点から、「摩周丸」の明日(可能性)を探ります。

名称:シンポジウム〜摩周丸の明日を考える〜「メディアとしての青函連絡船・産業遺産」
日時:2010年6月12日(土) 14時〜17時
会場:函館市青函連絡船記念館摩周丸 3階サロン
内容:「メディアとしての青函連絡船・産業遺産」をテーマに講演とパネルディスカッションを開催。
参加費:無料。ただし、摩周丸入館料(一般500円。年間券も可)と「参加券」が必要。参加券は摩周丸窓口で6月1日から配布。電話(0138-27-2500)・ファクス(27-2550)でも予約受付。
主催:特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会

進行予定:
14:00 開会
14:10〜 基調講演「語りかける青函連絡船」金澤寛太郎(メディア評論家)
14:55〜 休憩(カリンバ演奏)小田桐陽一
15:10〜 パネルディスカッション「メディアとしての産業遺産・摩周丸」コーディネーター・湯川れい子(音楽評論家)パネラー・金澤寛太郎 /須田寛(全国産業観光推進協議会副会長)/高橋摂(語りつぐ青函連絡船の会事務局長)/西尾正範(函館市長)
17:00    閉会

お知らせ

摩周丸に図書・映像コーナー新設

青函連絡船100年の年も終わり、2009年3月7日からは101年目となります。
摩周丸は本年2月に経済産業省の近代化産業遺産の認定を受け、また、7月には青函連絡船とともに歴史を刻んだ函館港が開港150周年を迎えます。
青函連絡船新世紀にあたり、摩周丸も新たな一歩を踏み出します。

(1)図書ライブラリー

摩周丸3階サロン内に「図書ライブラリー」を設置します。
収蔵図書・資料は、当会が運営する函館駅2階の「船と鉄道の図書館いるか文庫」から青函連絡船をはじめとする船舶・航海関連、約1000点を分庫します。
これら青函連絡船・船舶・航海関連資料のうち、約800点は摩周丸の初代船長・田中正吾氏(故人)より、約100点は摩周丸最後の船長・山内弘(当会副理事長)より、その他は元連絡船乗組員ほか、さまざまな方から寄贈を受けたものです。

(2)映像ライブラリー

同じく、摩周丸3階サロン内に「映像ライブラリー」を設置します。
収蔵資料は、摩周丸に保管されているフィルム、ビデオをDVD化したもの約50点で、今後、点数を増やしていきます。
公開は、すでに館内で放映しているものからはじめ、権利関係が解決できたものから順次行っていきます。

なお、下記のとおり、この開設式を国鉄青函連絡船開設101年目の3月7日に行います。

名称:摩周丸図書・映像ライブラリー開設式
日時:2009年3月7日14時〜15時30分
場所:函館市青函連絡船記念館摩周丸(電話0138-27-2500)
進行予定:
14時00分〜[式辞]木村一郎(当会理事長)
14時05分〜[祝辞]星野裕(函館マルチメディア推進協議会幹事)
14時10分〜[書架除幕]舛田麻美子(田中正吾三女)、山内弘、西尾正範(函館市長)、石黒隆(摩周丸館長)
14時15分〜[施設説明]山内弘ほか
14時25分〜[謝辞]石黒隆
14時30分〜15時30分[お祝い会]

お知らせ

ひかり ふたたび 摩周丸の夏フェスタ2008

本年は、1908年3月7日の比羅夫丸就航により国鉄直営青函航路開設されてから満100年にあたります。本年4月より函館市の指定管理者として、当会が摩周丸の運営を行っています。今年の「夏フェスタ」は、摩周丸を中心に開催します。

花火の夜 特別開館

7月20日(日)、8月1日(金)19時〜21時30分
特別入館料:一般500円 児童・生徒250円
特別入館券+ドリンク券:1500円(3階サロン指定席+1ドリンク付き)
※年間パス、割引優待券は利用できません。団体割引、その他減免もありません
※荒天の場合は花火大会と同様に順延します

はこだてマリンフェスティバル2008

7月26日(土)、27日(日)10時〜15時
出入港模擬/モールス信号体験/連絡船すごろく

HBCラジオ公開生放送

8月1日(金)12時〜16時

夏休み!ちゃれんじ体験

7月19日(土)〜8月17日(日)10時〜12時、13時〜15時
青函連絡船ペーパークラフト/ゴム動力で走る木製連絡船/おもちゃの汽車が積める航送船/連絡船に積む鉄道車両/けずってぬって新幹線/飾り結びコースター/段ボールとビニール袋でホバークラフト/牛乳パックで一輪花/プリザーブドフラワー/モールス信号打電
※指導料は無料ですが材料費が必要となります
※日によって実施内容が異なります。詳しくはお問い合わせください

同時開催

写真展「青函連絡船 海峡の記憶」

7月19日(土)〜8月17日(日)10時〜18時
函館駅2階多目的ホール 入場無料

青函連絡船思い出博覧会

7月19日(土)〜8月17日(日)10時〜17時
函館駅2階いるか文庫ミニギャラリー 入場無料

主催:特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会
問合せ:0138-27-2500(摩周丸)/0138-22-6801(いるか文庫)

お知らせ

〜摩周丸 ひかり ふたたび〜

「青函連絡船と北海道の産業観光」シンポジウム

企画趣旨

北海道は、アイヌ文化は別として、伝統的文化・産業の蓄積が少ないところに近代産業が築かれていったため、「近代化産業遺産」が比較的純粋な形で残り、また、欧米から直輸入された機械・技術も近年まで使用され、いまも数多く残されています。

北海道人にとって「近代化産業遺産」は、けっして遠い過去の思い出ではありません。それは、つい昨日まで利用していたものであり、生活を支えていたものです。しかし、新しもの好きの北海道人の性格もあってか、あまり省みられないのは残念です。

青函連絡船摩周丸をはじめ、北海道の炭鉱、鉄道、港湾、諸工場、農漁業機械等遺産は、世界に誇れる産業遺産です。

本年は、1908年3月7日の比羅夫丸就航により国鉄青函航路が開設されてから満100年の年です。また、1988年3月13日の青函トンネル開業にともない、青函連絡船が終航となって、満20年の年でもあります。奇しくも洞爺湖サミットも開催されます。サミット諸国は当然「産業遺産」に対する理解も高く、「青函連絡船」や「北海道の産業遺産」をアピールする絶好のチャンスと考えます。

本シンポジウムの開催が、「産業遺産」に対する函館市民・北海道民の理解を深め、「産業観光」を「自然」や「食」に続く北海道観光の柱に育てる一助となれば幸いです。

概要

名称:〜摩周丸 ひかり ふたたび〜「青函連絡船と北海道の産業観光」シンポジウム
日時:2008年6月14日(土)15時〜17時30分(当日の摩周丸開館時間は13時〜18時)
会場:函館市青函連絡船記念館摩周丸 3階サロン(函館市若松町12番地先 TEL0138-27-2500)
内容:「青函連絡船と函館・北海道の産業観光」をテーマに、講演とパネルディスカッションを行う
参加費:無料。ただし、摩周丸の入館料が必要(一般500円、児童・生徒250円。年間パスも可)。参加申込は、電話(0138-27-2500)またはファクス(0138-27-2550)で

主催:特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会
後援:北海道、函館市

進行予定

15時00分 主催者挨拶
15時10分 高橋はるみ北海道知事メッセージ
15時20分 基調講演「青函連絡船摩周丸と産業観光」須田寛(全国産業観光推進協議会副会長・JR東海相談役)
15時50分 休憩
16時00分 パネルディスカッション「青函連絡船と函館・北海道の産業観光」
パネラー:須田寛/西尾正範(函館市長)/湯川れい子(音楽評論家・環境省中央環境審議会臨時委員)、コーディネーター:山岡通太郎(元日本ナショナルトラスト理事長)
17時30分 閉会